こぼれる流れ星をつかまえて

アツい人が好きです。

26歳、はじめての“男闘呼組”

 


26歳が「SONGS」観て男闘呼組が気になってチケット取って予習のつもりでアルバム聴き始めたら完全に沼にハマった話

ついに武道館ライブ「男闘呼組 LAST FOREVER」に行ってきた編です。ネタバレもあります。

 


目次

 

ちょこちょこリンク貼ってますがわたしには1銭も入らない公式リンクです。

(ちなみに数日前にnoteにあげたものと全く同内容です。

結構表示や仕様が違ったり、読んでくれる方の層がはてなと全然違うなと思ったのでこっちにも載せてみようと思った次第です。ほぼそのままコピペしたので若干ラグ感あります。。)

 

 


◆公演前のこと


付け焼き刃もいいところだけど、手元にチケットがある17日に向けて最近のセトリの傾向から選んだアルバム4枚はまあまあ聴き込んだ。全曲完璧なわけではないが、ちゃんとノれる程度には聴いた。

そして、4枚しか聴いてないけど、完全に、ハマっている。 

持ってるのは17日のチケットだけど、
どう考えても、増やしたい。

 

男闘呼組としてのライブは残り5公演なので、17日のチケット持ってるからいいや!とはならない。
5公演しかないなら入れるところは入らないといけない。

 

ということでチケットを探したところ幸運にも武道館公演初日の8/16のチケットを譲ってくれる方がすぐ見つかって、同行させてもらうことになった。

少し早めに行って、とりあえずパンフ(買えます)とタオルとキーホルダーとアクスタを買った。

 

 

見たことない形すぎるアクスタ

 

待ち合わせまで少し時間が空いたので、カフェに行った。
この時点では高橋さんか成田くんが気になるなあと思っていたので、
何食わぬ顔で、でも極力音を出さないように静かにアクスタを開封して、
去年の復活ライブにも行ってたという現役ジャニーズの推しを挟んでもらった。


少し休憩してカフェを出てドキドキしながら武道館に向かい、
チケットを譲ってくれる方と合流した。

譲ってくれる方も、そのお連れの方も当時から男闘呼組が好きな方たちで、男性もいた。

成田くんが人気というのはなんとなく察していたのだけど、みんな成田くんが好きと言っていてびっくり。

 

お若いですよね?なんでまた?と聞かれて(若いというほどの歳でもないのだがさすがに世代ではないのが1人で来たので驚かれたみたいだった)、
SONGS観て好きになりました、と話したらなんかすごく喜んでもらえた。

わたしもこの日まで男闘呼組の話を人としていなかったし、ライブもひとりで行くことの方が断然多いのでこうやって好きなものについて同じものを好きな人たちと話す、ということ自体が久々で嬉しかった。


譲ってくれた方と席について、成田くんてすごい人気なんですね、と小学生みたいな感想を言ったら当時も今もいちばんだよ〜と教えてくれた。
当時の体感というか、そういう土壌みたいなものはやっぱり昔からのファンの人から聞くのがいちばんリアルなのでありがたい。

そんなにダントツ人気だった人が一般人に戻って長年行方も知れずで、
そしてこうして戻ってきてくれた現場に居合わせるというだけでなんだか不思議な感覚。

 

お相手もわたしも現役ジャニヲタということでそんなお話もしていたら、間もなく開演した。

 

 

◆めちゃくちゃかっこいいおじさんたち


1曲目のTIME ZONEの時点で、あ、おしまいだ〜〜と思った。

長年オタクをしてると、この熱が一過性じゃないなと感じる瞬間があると思うのだけど、これは久々に、それだった。
ジャニヲタとして色んな場面で聴いてきた名曲だけど、本物だ!!と止まらない鳥肌。

 

すごいのが、叩き込んできたのは30年以上前の音源のはずなのに、
それを今の声で聴いても、なんか違うな、みたいなのが全くなかった。
今のこの声で歌われるために書かれたのかと思うくらい、一生かっこいい。

 

開演前の時点では高橋さんか成田くんが気になるなあ、と呼び方も定まらないくらいの感じだったけど、
明転した瞬間から、高橋和也さんから目が離せない。

やっぱりインフォーマで認識したので俳優としての認識が強く、あのうさんくさイケおじ刑事がベース持ってセンターで歌ってる姿のギャップがすごくて、
か、かっこいい〜〜!!!!!もう卒倒寸前。

 

正直誰が歌ってるかとかあまり考える余裕もなくひたすら曲を叩き込んでいたので、
この声があの人だったのかとか、成田くんのリードギターかっこよ!!とか、毎曲新鮮な発見と驚きが続いた。

 

 


◆めちゃくちゃかわいいおじさんたち

ひたすら曲が続くのかなと思っていたら、ある曲の間奏で
「僕たち元々はジャニーズ事務所でした!ジャニーズといえばエンターテインメント!」ということで、

前田さんのアクロバット(できない)、成田くんのムーンウォーク(できない)、岡本くんのロボットダンス(照れ顔がかわいい)(ブレイキンまでする)、高橋さんの少年隊ダンス(めちゃくちゃかっこいい)と、急にかわいいおじさんたちを見せられてびっくりした。

幻?

そしたら譲ってくれた方が「こんなの初めてだよ!!」と言っていたのであんまりないものだったぽい。なにそれかわいい。


16日は前田さんのお誕生日だったので誕生日仕様の演出もあったりして、
何の口裏合わせもなかったのにハッピーバースデーディア耕陽〜と呼び名が自然に揃ったときはその一体感にびっくりした。

ケーキが出てきて会場を背景に写真を撮ったんだけど、
「こっちも撮ろうよ!」とバックステージ席の人たちを背景にしようと言い出した前田さんを見て、
この人は当時もめちゃくちゃアイドルだったんだろうな、と思った。全方位へのサービス精神。素敵。

 

そのあと、
「こう見えて若いときは映画とかも撮ってたんです!」ということで『ロックよ、静かに流れよ』に触れて劇中歌が続いたので、脱線して観ておいてめちゃくちゃよかった〜〜!!!と思った。

17日には「今でも語り継がれる名作!」て笑いながら言ってたけど本当にそうなので本当に配信してほしい。

成田くんの「かったおっかく〜ん」、当時の声とあまりにも変わらなくて震えたし、(17日は「おっかもっとく〜ん」て言っててこれがまたかわいかった)

劇中で出てくるあるポーズを岡本くんと高橋さんがやるのを見れて本物だ!と思ってたら、
17日にはそのあとキスしててもっと震えた。どういうこと?

 

高橋さん「僕らメンバー同士でしょっちゅうキスしてますから!」
前田さん「ツアー中はキスのコーナーできちゃった」

 

どういうこと?

 

メンバー同士のキスってアイドルとしてのサービスの側面が強いと思ってたんですけど、どうやらそうじゃないらしい。
54,5のおじさんたちもします。自主的に。

 

 


◆暗転中のこと

中盤くらいでそろそろMCかな、と思ったんだけど、
結果的に、なかった。
なんか合間に入ってくる幕間VTRとかそういうのも、本当になかった。

あるといえば数曲の間にたまに入る機材チェンジかなんかのちょっとの間の暗転くらい。メンバーが捌けたりはしない。

 

この暗転中がめちゃくちゃすごかった。
「昭次ーー!」「耕ちゃーん!」「健一ー!!」「和也〜!!」と、
女性の声も野太い男性の声も、とにかくメンバーの名前を呼ぶ声が飛び交う飛び交う。

 

しょ、昭和???

 

なんか昔のアイドルとかの映像を観てるとメンバーの名前を絶叫してる場面をやたら見る気がするのだけど、まさにそれだった。

他の界隈はわからないけど、少なくとも今のジャニーズではあんまり見ない光景。
多分みんな、当時の気持ちになって叫んでたんだろうなと思う。あと、みんな下の名前呼びっていうのもちょっと今とは違って新鮮。

なんだか本当に活動当時にタイムスリップしたような気持ちになれた瞬間だった。

 

 

◆アンコール

あっという間に本編の曲が全部終わって、メンバーがついに捌けた。そこで時計を見たら、既に2時間近く経っていた。

す、すごすぎない……?
衣装チェンジすらなかった。羽織ってたジャケットを脱いだくらい。

54,5のおじさんたちがノンストップで2時間弱演奏しながら歌い続けてるというのに、26歳がそろそろ座れるかななどとMCの機会をちょっと伺ってたのがめちゃくちゃ恥ずかしい。


16日のアンコールで出てきた高橋さん、上裸に金ピカのガウン羽織ってた。すごすぎ。
たるみとか貧相さとかまるでなくて、マジで54歳なの?とマジで驚いたし今でも驚いてる。軽率に恋。
17日は普通に服着ててちょっと泣きました

 

アンコールではそれぞれの挨拶があった。
俳優として、コメディアンとして、一般職として……なんて笑いを取りながらこれまでの30年を振り返って、
メンバーも涙ぐんだりしていた。

 

いちばんグッときたのが、
一度は一般人に戻っていた成田くんの「もう離しません」という言葉
周りからたくさんすすり泣く声が聞こえた。チケットを譲ってくれた成田くんファンの方も、もちろん泣いていた。

こんなに重みのある「もう離さない」という言葉は、もう一生聞くことがないと思う。


わけもわからないまま活休になって、ひとりは行方すらわからなくなって、
たった5年のデビュー期間に対して30年なんてあまりにも長すぎて、
もはやあの5年のほうが幻だったんじゃないかと思うくらいなんじゃないのかな。
まだ30年生きていないわたしからしたら想像を絶する時間だ。

色んな人の嬉しさとか寂しさとか、全部を包み込むような「FOREVER」で、公演は終わった。

 

 

◆最後に

はじめての男闘呼組ライブ、とにかくめちゃくちゃ楽しかった〜〜〜!!!!!

チケットを譲ってくれた方に、めちゃくちゃ楽しかったです!!やばいです!!かっこよかったです!!とゼロの語彙力でまくしたてたらまた喜んでもらえて、
最高だったね〜誰がよかった?などと話しながら武道館を出て、連絡先を交換して別れた。

普段9.5割の現場はひとりで行って最後まで誰とも言葉を交わさず帰路につき、感想をネットにぶちまけるでもなくただただ自分の中で消化して粛々と通っているので、
こういう交流自体が久々であたたかくてまたうれしかった。素敵な方との縁があったおかげでより楽しかった、と思えている。本当にありがとうございました。


沼を確信してからこんなに短期間で来たライブも、
沼った直後に解散するのも初めてなんですけど

悲しいし寂しいし1年遅かったな、という感傷以上に
とにかく楽しい!!ヤバ沼ここにあったわ!!!!!というポジティブ感情120%で帰路についた。

余韻と熱気でクタクタだったのでアクスタで遊びながらひと息ついた

 


わたしは35年のうちのたった1週間ちょっとに立ち会っているだけで、
これは35年のうちの0.05%にすぎないらしいのだが、

メンバーと当時からのファンの人たち、色んな人たちの35年分の思いを感じて、
わたしがこの歴史を見届けられた嬉しさ以上に、この人たちが一緒に綺麗な最後を迎えられてよかったなと思った。
とにかくアツくて温かくて楽しくて、最高の3時間弱だった。


そして、とにかく、
好きなことやってるおじさんたちは世界一かっこいいです。


普段現場の感想をTwitterで140字書くことすらあんまりないのに、
前後編でなんと8,500字も書いてしまいました。転職活動で志望動機200字書くのも頭抱えてるのに。
もし全部読んでくれた方がいるならめちゃくちゃありがとうございます。

 

男闘呼組最後の3日間のライブ、
8/24(木)、25(金)、26(土)
配信とライブビューイングあります。

今日本でいちばんかっこいいイケおじを見てほしい。解散新規になろう。

 

 

今後の活動も楽しみだけど、
リアルタイムで2週間だけ男闘呼組を追っていたオタクになるべく、
まずは残りの3日間をめちゃくちゃ楽しもうと思います。

 

男闘呼組35周年、本当におめでとうございます!